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キャンドルと芯の関係はとても繊細。
たとえば一般的な素材の木綿は完全脱脂され、ロウが染みこみやすくなっています。
ただ、違う油分が入ると不完全燃焼の原因となってしまいます。
煤が出にくい良質のオーガニックコットンを使った製品であれば、空気が汚れることも防げます。
芯は太さや編み方、よりぐあいでも炎の大きさや燃焼のぐあい、キャンドルの表情が変わります。
それは1本1本のキャンドルの個性とでも言うべきもの。
キャンドル自体の大きさとも密接な関係があります。
アロマテラピーがブームとなっていることもあって、アロマキャンドルを作って楽しむ方が増えてきました。
複雑な形でなければ、キャンドル作りはとても簡単。
エッセンシャルオイルでお好みの香りを付けたり、微妙な色合いを作ってみたり、台所で気軽に挑戦することができます。
ただもしも自分でキャンドルを作ろうと思ったなら、最も難しいのはこの芯の選び方かもしれません。
自作する場合、太いたこ糸やマクラメ糸などのよりを少し戻し、太いキャンドルなら少し糸を足すなどして調節して作ります。
昔は、主としてこよりが使われました。
そのほかに、布や木切れ、イグサの白いずい(茎の芯の部分)も灯芯に用いられました。
“いぐさ”は細長い茎を畳表・花むしろなどの材料にする多年草で、灯芯革の別名もあります。
この“いぐさ”は日本だけでなく、外国でもキャンドルの芯にされていたそうです。
自然にあるものを生活に利用する知恵は、世界共通のものなんですね。
今良質なキャンドルに使われている芯の素材は、オーガニックコットンです。
煤が出にくいのが最大の特長です。
現在はコットンが主流ですが、昔は使われたのは紙や天然の草。
そのため当りまえのことですが、芯としては余分な成分も含んでいるのです。
弊害としては燃焼で生じるすす(力ーボン)が付着しやすく、炎が小さくなるというデメリットがありました。
昔の人たちは、王侯貴族でも、すすを取るための「芯切り」をしょっちゅう行わせなければならなかったのです。
この問題が解決したのは1800年ごろ。
‘‘三つ組み’’という編み方をフランス人が発明してからです。
燃えているキャンドルの芯をよく見てください。
市販されている商品であれば、必ず芯の先端が横に曲がっているはずです。
これは曲がった芯が燃焼温度の高い外側(約1300℃、内側は700℃)にふれることで、芯に付着したすすを完全燃焼させるやり方。
この発明のおかげで、人々は面倒な芯切りからやっと解放されたのです。
自分で作ってみたとき、もしうまく燃えないと思ったならば、まずはキャンドル芯をチェックしてみてください。